映画/ドラマ

トイストーリー4の感想・レビューとディズニーのこれからについて考えてみた

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トイストーリー4

 

7月13日(金)、ついに日本でもトイストーリー4が公開されました。

アメリカでは、6月から公開がはじまり傑作といわれた前作トイストーリー3を凌ぐと言われる評価を得ていました。

ピクサーファンなら見ないわけにはいけません。

ちなみにピクサーの元CFOが書いたトイストーリーができる前からディズニー買収までのCFOのお仕事を書いた本を読みましたが、とってもおもしろいので、ピクサーファンのビジネスマンはぜひ読んでみてください。

 

 

それでさっそくトイストーリー4を見てきたわけですが、もうまじでおもしろい!さすがピクサー。新しい価値観を存分にトイストーリー4でぶつけてきたぜ!

と劇場の席を立ったのですが、周りから聞こえてくる声にあまりテンションを感じられませんでした。

それよか、「ネタ切れ」とか「3は超えられない」とかいう声が聞こえてきました。

さらにヤフー映画を見てみたら、なんと2.95!!!

そんなんあるわけないやろと思いながら、いろいろレビューを読んでみると、その人たちの言い分も理解はできました。

ということで、この記事ではわたし個人のトイストーリー4の感想・レビューと、低評価の言い分から考えるディズニーのこれからについて書きたいと思います。

 

 

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トイストーリー4の感想・レビュー

やりたくてもできない人とやりたくなくてもできる人

トイストーリー4は、トイストーリー3のエンディングでアンディのおもちゃとしての役目を終えて、ボニーのおもちゃとなったところからはじまります。

あんなに感動的に終わったトイストーリー3だったのに、なんと結局ボニーはウッディと遊ばなくなってしまったという悲しい展開です。

そんなウッディが、ボニーの手作りおもちゃでお気に入りのフォーキーのお世話をしていきます。それはボニーのため。

しかし、フォーキーは自分はゴミで遊ばれたくなんかないのです。

一方、ウッディはおもちゃは遊ばれるのが本望と思っており、遊ばれたくないのに遊ばれるフォーキーに嫉妬の思いを持ったと思います。

人間の世界でも、このような状況は大いにあると思います。どうしてあいつなんだ!?おれのほうが〇〇なのに!

しかし結局、ウッディは遊んでもらえずにくすぶっていました。

 

 

待ってるだけでは解決しない!一歩を踏み出したボー・ピープとギャビー・ギャビー

そんなくすぶっているウッディの前に現れたのが、かつてアンディの家で一緒だったボー・ピープです。

彼女はアンティークショップに置かれていましたが、買い手はつかず、思い切って外に出て迷子のおもちゃとして生きていくという決断をしたのでした。

ちなみにわたしは迷子のおもちゃは、行き場のないおもちゃみたいなニュアンスではなく、フリーランスみたいにいろんなところで必要なときにその場の子どもに遊んでもらうおもちゃという認識をしています。

それで、晴れて迷子のおもちゃとなったボー・ピープは活き活きとしていたわけですが、同じアンティークショップに、ギャビー・ギャビーという売れ残っている人形がいました。

彼女は自分のボイスボックスが壊れているせいで、見向きもされないのだという言い訳を自分に言い聞かせてアンティークショップで”待つ”ということをしていたわけです。

しかし、結局ボイスボックスがなおっても彼女はそのアンティークショップでは受け入れてもらえるこどもに出会うことができませんでした。

そしてついにギャビー・ギャビーも迷子のおもちゃになると決断したのですが、その矢先すぐにギャビー・ギャビーを必要としている女の子に出会うことができたのでした。

アンティークショップをちょっと出ただけで、すぐに求めていたものを手に入れることができたのです。

ボー・ピープとギャビー・ギャビーからディズニーが何を言いたいのかと言えば、”待ってるだけでは解決しない!一歩を踏み出そう!”ということだと思います。

自分がいかにせまい範囲でしか物事を見ていないか、何かを言い訳にして我慢してしまっていないか、でも一歩踏み出したら案外うまくいくよということをディズニーは伝えたいのではないでしょうか。

 

 

自分の内なる声を聞け!無限の彼方へさあ行こう!

そして最終的にはウッディも迷子のおもちゃになる決断をするわけです。

劇中、バズが内なる声を聞くということを笑い交じりに表現していたわけですが、ウッディは本気で内なる声を聞き、決断をしたのです。

今のままでは、遊んでもらえないのは目に見えている。だったら、まだ予想だにしていないことに挑戦していいのではないのか。可能性は無限大。

無限の彼方へさあ行こう!

ついにウッディも一歩を踏み出したわけです。

現代の多様化し、グローバル化する世の中で、今までと同じ枠で物事を捉えてはいけない。そして、自分の役割は決められるものではなく、自分で決めていくものだ。それをつかむために一歩を踏み出そう。

そんなメッセージがわたしには伝わってきました。

やはりこどもはアニメーションを見て育っていくわけですが、しっかりと時代に沿ったものを作っていくディズニーのスタイルに感心せざるを得ませんでした。

 

 

強い女性像

昨今、特にアメリカで話題にあがるのは女性についてです。

女性は、男性に寄り添うか弱い人というイメージは女性に対する差別ととらえられ、様々な場面で強い女性が描かれます。

現実世界でも、人口比率が半々なのに企業の幹部がほとんど男性になるのはおかしいという風潮があり、特にアメリカでは女性の登用が積極的になっています。

トイストーリー4も例外ではありません。

ボー・ピープは、完全に強い女性として描かれていましたよね。

トイストーリー1,2でも、ウッディを尻に敷くようなかんじではありましたが、トイストーリー4のボー・ピープはより強くたくましくなっていました。

キャラ変わってるじゃんというツッコミもありますが、そういう時代だよなーと素直に受け入れました。

 

 

シュガーラッシュオンラインやズートピアと共通する思想

ディズニーがトイストーリー4でいきなりこのように、一歩を踏み出そう的な話をやりだしかといえば、そうではないと思います。

ズートピアやシュガーラッシュオンラインでも同じようなことが語られていたと思います。

ズートピアは、小さくてか弱いうさぎの女の子は警察になんかなれないと言われる中で、自分なりの方法で警察として活躍するようになります。

シュガーラッシュオンラインでも、インターネットで広い世界を知ってしまったヴァネロペは、そこで自分を高めていきたいと言って、ゲームセンターの筐体から出ていくのです。

実際、わたしもトイストーリー4を見ているときに、シュガーラッシュオンラインを思い出しました。

なので、自分のやりたいことを見つけよう、生きがいを見つけよう、それをやるのは自分次第というメッセージを作品や監督は違えどここ最近のディズニーは一貫して言っているわけです。

 

わたしの個人的な話をすると、わたしは大学の進学まで親が望んでいたようにやっていました。

〇〇高校に行って、〇〇大学に行って、〇〇グループに勤めたら安泰だ。

その言葉どおりに大学まで行ったのですが、そこでわたしが出会ったのもヴァネロペ同様インターネットでした。

そこで、日本中、世界中の人の話を見聞きしました。

世の中にはこんなに自分の好きなことに熱中している人がいるのかと思い、親が希望する進路とは全然違う会社に入ることになりました。

自分の中ではそれを一歩踏み出したと思っているわけですが、そんなわけで、ズートピア、シュガーラッシュオンラインのような一歩踏み出してなりたいものになろう的な話が大好きなわたしは、トイストーリー4も大好きになったわけです。

ちなみに、親というのは不思議なもので、違った道を行った子どもに対しても、それはそれで応援してくれるのです。

 

 

低評価の理由とこれからのディズニーについて

さて、わたしはとても気に入ったトイストーリー4ですが、世間の評価はヤフー映画の点数のとおりとても低いです。

ただ低評価と言っても、ストーリーがしょぼいとか嫌いとかそういうものはあまりなく、それをトイストーリーでやったというのが論点だと思います。

1人の少年のこどもから大人までのおもちゃの役目をきれいにトイストーリー3で終えたのに、わざわざ続編で持ち主から離れるという話をやるのかと。ズートピアみたいに完全新作でやればいいじゃないかと。

たしかにそれも一理あると思います。

ただ、トイストーリーでやるからさらに重いメッセージになるのではないかとも思います。

トイストーリー1-3でアンディのおもちゃとして、尽くしに尽くしたウッディでさえ、新たな価値観に芽生えて新しい一歩を踏み出すということはどれだけ難しい決断でしょうか。

そして、特にトイストーリーを見て育ってきたわたしたちもウッディと一緒でこれまでの人生で積み上げてきたものがたくさんあると思います。

でも、新しい風が吹いたときに、そのままでいいのでしょうか。

過去ではなく、今を考えたときに最善はなんなのかを考えなくてはいけない。

トイストーリーだけでなく、ディズニーは会社全体でそれをやっているように感じます。

例えば、先日リトルマーメイドの実写にアフリカ系の女性が抜擢されましたし、アラジンでの実写でもジャスミンは強い女性で描かれていました。

そしてトイストーリーの生みの親であり、ディズニーのアニメーションを復活させたジョン・ラセターでさえセクハラで解雇処分にするのです。

今のディズニーには断固たる決意が感じられます。

断固ディズニーです。

おそらく今後もディズニーは今の時代の世界観に合わないところはどんどん変えていくと思います。

アナ雪2が11月22日公開ですが、トイストーリー4につづき論争が起きるのではないかと感じています。

あなたはこのようなディズニーをどう思いますか?

 

それではではー!!

 

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