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シュガー・ラッシュ:オンラインの感想・あらすじ ディズニーが描くネットの世界観と新世代の価値観が生むおもしろさ

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シュガー・ラッシュオンライン

 

※この記事はネタバレを含みますので、ご注意ください

冬休みといえばディズニー映画ですね。

今年はシュガー・ラッシュの続編である、シュガー・ラッシュ:オンラインです。

オンライン、つまりインターネットのお話なのですが、トレイラー動画やCMを見て、ネットオタクのわたしはめっちゃおもしろそうだと感じました。

実はシュガー・ラッシュ1は見たことがなかったのですが、シュガー・ラッシュ:オンラインを見たいがために、わざわざTSUTAYAでシュガー・ラッシュ1を借りました。

それでシュガー・ラッシュ:オンラインを見てきたわけですが、これが個人的にどツボにはまるほどおもしろい映画でした。

個人的に印象に残っていることを感想として書き連ねたいと思います。

 

 

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シュガー・ラッシュ:オンラインのあらすじ

シュガー・ラッシュ:オンラインでも、主人公は変わらず壊し屋のラルフと女の子レーサーのヴァネロペです。

3つしかコースがないシュガー・ラッシュに、ヴァネロペは少しマンネリ感を感じていました。

そこに、ラルフが気を利かせて、新しいコースを作ってあげました。

ヴェネロペは、そのコースを楽しんでいましたが、もちろんヴァネロペはプレイヤーに操作されている身なので、コースに戻ろうとするプレイヤーのハンドルを無理やり動かしてしまいます。

プレイヤーもなんとかハンドルを操作しようとして、力を入れたところハンドルがぶっ壊れてしまいます。

シュガー・ラッシュを作った会社はすでに倒産しているため、修理は無理。

このままではシュガー・ラッシュはゲームセンターから撤去され、シュガー・ラッシュ内のキャラは行くあてがなくなってしまいます。

しかし、さすが現代のこどもたち、スマホでシュガー・ラッシュのハンドルを検索し、オークションサイトebayで出品されているのを見つけます。

ただ、料金は200ドル。

年間のシュガー・ラッシュの収入より高く買えません。

一方で、ゲームセンターにもWi-Fiが繋がれました。

これにより、ヴァネロペとラルフは、インターネットの世界に行き、シュガー・ラッシュのハンドルを見つけようと試みます。

初めてのインターネットの世界で、ヴァネロペとラルフがハンドル探しの冒険をする、笑いあり、涙ありの超大作アニメとなっています。

 

 

ネット世界を完全アニメ再現

冒頭にも書きましたが、今回のシュガー・ラッシュ:オンラインの世界観は、ネット好きにはたまらないです。

インターネットサービスの動きを、各キャラクターで表現しています。

例えば、ポップアップの広告は、街角のサンドウィッチマンのように、「どう?どう?」と声をかけて、気になったらタップするように促します。

タップすると、移動者が来て、そのポップアップ広告のサイトに連れていかれてしまいます。

また、ハンドル探しはebayで行われます。

ebayはアメリカのオークションサイトで、日本ではヤフオクが有名ですね。

作中そのebayでは、あちらこちらで競売が行われており、残り時間間近でしれつな値段の上げ合戦が繰り広げられます。

落札後は、支払い手続きですが、クレカ決済のほかにもSquare CashやVenmoが使えるといった、まさにリアルのebayをそのまま描いています。

日本人の場合、なかなかこれらのサービスは馴染みがないかもしれませんが、ネットオタクだと、親近感がありすぎて、めっちゃ笑ってしまいました。

日本版では、これも日本のネットサービスにできたらもっとおもしろくなるなーと思いましたが、さすがに難しいですね。

もしできたとしたら、ヤフオクで、支払いはクレカ、コンビニ払いや銀行振り込み、携帯とのまとめて支払いでもOK、Tポイントカードはお持ちですか?のようなかんじでしょうか。

また、ebayで落札後、支払い期限までの通知がちょくちょく来るのですが、それを通知する少年に擬人化させ、ebayならぬeboyと呼んでいるのが、うまいです。

このeboyの通知を見たときに、昔のWindowsのイルカを思い出しました。

 

とにかく、このように有名なネットサービスをアニメで完全再現しているのが、めちゃくちゃ多くて、その細かい表現に感心せざるをえませんでした。

単純に、ネットサービスの看板だけでも、めちゃくちゃ数があり、あのサービスこのサービスいろいろ出てきて情報量が多すぎます!(嬉しい悲鳴)

ぱっと今思い出すだけでも、snapchat、インスタ、YouTube、twitter、QQ、square、venmo、ebay、Google、楽天、pinterest、tumblr、Amazon、TED、etc・・・

細かいところまで、作り込んでいるので、何回見ても新しい発見がありそうです。

ネットサービスが大好きな人は、この世界観だけでも大満足です。

 

 

ネット動画を風刺する

ebayでハンドルを落札するラルフとヴァネロペですが、当然2人にお金はありません。

どうにかして、お金を作らなくてはいけません。

そこで2人が取った行動は、RMT(リアルマネートレード)です。

RMTは、ゲーム内のアイテムを現実の世界のお金で売るという行為です。

アメリカではわかりませんが、日本では規約で禁止されていたり、かなりグレーな行為です。

これをディズニーが映画内で出してくることにめちゃくちゃびっくりしました。

結局、ヴァネロペとラルフはRMTでのお金儲けは諦めますが、今回のディズニーかなり攻めてます。

 

それじゃあラルフとヴァネロペがどうやってお金を稼いだかというと、ネット動画です。

YouTubeならぬ、BuzzzTubeです。

YouTubeは、広告収益でクリエイターにお金が入りますが、BuzzzTubeはいいね!の数がそのままお金になります。

なかなか攻めたビジネスモデルですよね。

それで、流行りのネット動画について、いろいろ描写があるんですが、すごく皮肉ってるかんじがおもしろいんです。

猫の動画赤ちゃんの動画ばかり見られているとか、バズってもすぐに飽きられるとか、激辛とうがらし食べる企画動画とか。

こんなしょーもない動画を、めちゃくちゃ多くの人がいいね!ボタンを押して楽しんでいるというのが、すごく伝わりました。

ちなみにこのBuzzzTubeは、HIKAKINが声優として登場しています。

HIKAKINがディズニー映画に出演ってやばいですよね。

 

 

ディズニープリンセスをも風刺する

最近のディズニー映画は、ところどころ風刺的な表現をすることがよくあります。

上のネット動画のこともそうですし、例えばズートピアでは、免許センターの係員がナマケモノでめちゃくちゃ遅いというアメリカの免許センターを風刺していました。

そして、シュガー・ラッシュ:オンラインでは、あろうことかディズニープリンセスたちをも風刺的に描いていました。

ディズニープリンセスの映画といえば、ミュージカル的に、なぜか突然スポットライトが当たって歌がはじまるとか、水に映った姿から歌がはじまるとか、ディズニー映画のテンプレをわざわざ解説してくれます。

また、プリンセスの条件として、各プリンセスの特殊な経験を語ります。

そして、なぜかプリンセスの中にピクサー映画のメリダとおそろしの森のメリダがいるんです。

メリダってプリンセスなのかーい!と言いたいところです。

そのメリダについてもいじってくるディズニー。

「この子は別のスタジオ出身だから・・・」と、そこまで言っていいんかい!

ほんとディズニー映画なのに、ディズニー映画を風刺しててめちゃくちゃ笑いました。

ただ、クライマックスで、プリンセスたちが助けるシーンは、各プリンセスのときに、その映画のテーマソングが連動して流れて、めちゃくちゃテンション上がりました。

 

 

ディズニーのテンプレフォーマットをぶち壊す新展開

ネットあるある、ネット動画あるある、ディズニーあるあると数々の風刺ネタをぶっこんで、今までないようなディズニー映画になったシュガー・ラッシュ:オンラインですが、他にも気になった新しい展開がありました。

悪役がいないんです。

ディズニー映画といえば、基本的にいい人だと思っていたやつが、実は黒幕だったというのがテンプレです。

シュガー・ラッシュ1でも、シュガー・ラッシュの王様が実は違うゲームからの侵略者だったという結末でした。

しかし、今回のシュガー・ラッシュ:オンラインでは、敵はラルフが自らのミスで作ってしまったもの。

もっと言えばラルフの化身、つまりラルフ自身との戦いだったと言えると思います。

これは今までのディズニー映画とは、全然違うかんじで、超新鮮でした。

今までのテンプレ展開も、毎回おもしろかったんですが、シュガー・ラッシュ:オンラインで、ディズニーもまた一皮むけたんじゃないかと感じています。

どんどん作品がおもしろくなっていくディズニー、ほんとすごいです!

 

 

ラルフとヴァネロペの価値観の違いは現代の親子そのもの?

今まで書いてきたように、とにかくシュガー・ラッシュ:オンラインは笑い要素が盛りだくさんでした。

ただ、全体的に描かれているのはラルフとヴァネロペの価値観の違いです。

これはとても深いなと感じました。

毎日の安定をのぞむラルフと次々と新しいものに挑戦する新鮮さをのぞむヴァネロペ。

ラルフは最初、ヴァネロペに安定した生活を押し付けようとしますが、ヴァネロペはそれを拒否します。

その結果、ラルフの化身を生むことになってしまうのですが。

最終的に、ヴァネロペはゲームセンターには戻らず、オンラインにとどまることを決意します。

この価値観の違いは、さながら現代の親子の価値観を表しているのではないかと感じました。

わたしたちの親世代は、安定思考、地元思考であり、それを自分のこどもに与えて、こどももそれでよしとしています。

しかし、いざこどもが外の世界を知ると、その広大な世界に魅了され、親元を離れて自分で挑戦したいと思います。

特にインターネットにより、今の世代のこどもは、さらに世界をより広く知ることができるようになりました。

現代の親とこどもの世代では、まったく違う価値観がうまれているでしょう。

わたしも、地方出身ですが、こどものころは地元の優良企業に就職すればいいとしつけられてきて、大学のときにインターネットで世界の広さを実感し、なんだかんだ現在上京している具合です。

なので、わたしはすごくヴァネロペに共感しました。

こどもの挑戦したい気持ちを尊重して、親はそっと見守ってあげては?というのが、シュガー・ラッシュ:オンラインを通してのディズニーのメッセージなのではないでしょうか。

 

 

ということで、シュガー・ラッシュ:オンラインの感想を書かせていただきました。

ここ最近のディズニーは基本的にどれもおもしろいんですが(個人的にモアナは微妙)、シュガー・ラッシュ:オンラインはその中でも軍を抜いておもしろかったです。

こども向けだと侮ってはいけません。

ディズニーが描くネットの世界観や親子の価値観の違いなど、いろんな世代の人が楽しめる作品だと思います。

ぜひ見てみてください。

それではではー!

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